女性の仕事の「大変」さについて。

長い不況が普通に続いている日本で、どうやって生活をしていくかが今日本に住んでいる人達の大きな問題でしょう。収入の差も大きく、貧富の差も大きい日本。どんなに真面目に働いても生涯年収は大卒女性で2億1540万円、男性で2億7590万円、高卒・短大卒女性で1億6590万円、男性で2億2120万円だそうです。

これはずっと働いていることが前提ですから、途中なんらかのトラブル等で会社を退職して再度就職するなどの変則的な計算にはなっていません。

また生涯で人1人生きて死んでゆくのにどのくらいの費用が掛かっているかご存じでしょうか。何歳まで生きるかは人それぞれ違いますし途中の経歴も違ってきますので、おおよその数字しかだせません。

例えば大学卒業22歳から85歳くらいまで生きるとしてのおおよその金額は、約2億6800万円。人生の途中での物価の上昇分や下落分などは一切入っておらず、あくまで一般的な計算です。またイレギュラーなことはたくさんあるはずですが、そういった場合に使用するお金などは計算には入っていません。

女性の場合ですと大卒や高卒・短大卒の男子など同年代の男性に比較するとどうしても、賃金は低いですから、おのずと生涯賃金では生活していけないということになります。

これにより夫婦共働きが普通で、2人で懸命に働き子育てをしていかなればいけないということになります。そういう場合どうしても負担が女性の方にかかり、男性は朝出勤し会社で仕事をし多少の残業をし、あるいは接待をして終われば帰宅です。

女性の場合、仕事をし子供をお迎えに行くために早めに退社しお迎えに行き多少の買い物をし、家に帰り子供におやつを食べさせ勉強をさせている間にお夕飯の準備にかかりちょっとあいた時間で洗濯物を取り込みアイロンをかけます。

それからお夕飯を作り子供と夕食を取り、お風呂にはいる準備をし子供をお風呂に入れ時間がきたら寝かせます。子供が寝て夫が帰れば夕飯を食べさせお風呂に入れ晩酌をして寝てもらうように準備をします。

こうして書いているだけで全く大変で奥さんが物事を考えたり、したい事があってもそれをする時間さえありません。

寝る前に明日の朝ご飯とお弁当の下準備をし、やっと寝られるようになります。朝は朝で戦争のような朝の仕事が待っています。確かにこれも女性の仕事にちがいありません。

子供の年齢にもよりますが、大体が朝は5時半か6時起き。お家が郊外にあったりするとご主人が早めに出かけるので起きるのはもっと早いかもしれません。

これでもし土日曜日が休みでも、たまった家事を一日かかってこなし日曜日を休もうとしても、ご主人に何かあれば休むことすらできません。

そしてこの場合は家族が元気であることが前提で、子供が幼稚園で熱を出したり学校で喧嘩するとか、遊んでいてケガをするとかするとまったく流れが一挙に代わり、一日のやるべき家事がそのまま滞ってしまいます。

女性の仕事をいかにしてこなし生活していっているのか、一度見直しをし1人で全てを背負うのではなく、大変な仕事を家族で分担することも考えるべきです。